SAGA17 in 茨城 に参加してきました!

11月15~16日にかけて茨城県日立市で開催されたSAGA17(アジア・アフリカに生きる大型類人猿を支援する集い)に、参加してきました。

今年のテーマは『ゴリラ、何 思う』と題され、ゴリラの話題満載のシンポジウムでした。研究者による野生ゴリラの現状の報告や、アトランタ動物園のタラ・ストインスキーさんによる欧米での飼育ゴリラの現状、また、国内の各動物園でのゴリラ飼育の歴史や現在の取り組みなどの講演があり、幅広い視点でゴリラについて考えさせられる機会となりました。

1日目の夕方のポスターセッションでは、大型類人猿にとどまらず、キリンやフラミンゴ、コアラなど多くの種を対象とした内容が盛りだくさんでした。各園での動物に対する福祉向上を目的としたエンリッチメントの取り組みや、繁殖成功に向けたトレーニングの試み、野生での行動研究など、とても興味深い発表の宝庫でした。

SHAPE-Japanからも橋本と山梨が参加し、SHAPE-Japanの活動紹介や来年北京で開催されるICEEの告知などを発表しました。ポスターを見に来てくださった方々からは、『HPが更新されるたびに必ずチェックしている』とか『記事を参考に○○を使ってみた』といったSHAPE-Japanの情報発信を支援してくださるお言葉をいただいたり、今後の活動をさらに鼓舞激励していただいたりと、有意義な発表の機会となりました。会場でお話させていただいたみなさま、どうもありがとうございました。

 

2日目は、ご当地茨城県における野生の大型哺乳類の生息の変遷や、日本の動物園のこれからを考える講演がありました。

エクスカーションでは、秋晴れの青空のもと、かみね動物園を自由に見学しました。さらにチンパンジーのバックヤードツアー企画もありました。

 

            

 

SAGAのHPによるとシンポジウム参加者は270名にのぼったようです。飼育・野生を問わず、動物や動物たちを取り巻く環境について多くの議論や情報交換がおこなわれ、皆さんと熱気・活気あふれる時間を共有し、私たちもまた刺激を受けたイベントとなりました。

(橋本 直子)

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