【開催レポート】動物の行動と管理学会2025年度大会・夏の学校特別企画

2025年9月16日から18日にかけて動物の行動と管理学会2025年度大会が青森県青森市で開催されました。初日となる9月16日には青森県観光物産館アスパムを会場として、SHAPE-Japan事務局が企画と運営を担当した夏の学校特別企画を開催しました。

当日はSHAPE-Japan事務局の山梨が「動物福祉の評価~インプットとアウトプットの評価から実践まで~」、中山が「動物の行動からの評価とは?」と題する講演をおこないました。

続いてグループワークに取り組みました。参加者の皆さんを2グループに分け、これにSHAPE-Japanチームを加えた3グループがそれぞれ施設評価と行動評価に基づく今後の飼育管理への提案をおこないました。このパートにご協力いただいたのが弘前市弥生いこいの広場の皆さんで、オンラインでつないで現地の様子を見せていただいたり、グループワークにも加わっていただきながら、進行していきました。

(実は直前まで弘前市弥生いこいの広場現地での開催を予定していたのですが、臨時休園のためオンラインでつなぐ形式となりました。開催形式を急遽変更したのですが、対応してくださった弥生いこいの広場の皆さま、誰一人キャンセルすることなく集まってくださった参加者の皆さま、本当にありがとうございました。)

学会の若手向けの企画ということもあり、様々な大学から集まってくれた学生たちが各グループのメインとなっていました。初対面同士がほとんどだったのですが、活発なディスカッションを進めてくれていました。

最後には各グループでまとめた提案を、全体に発表してもらいました。いずれのグループの提案も、魅力的かつ実現可能性のある提案となっていて、SHAPE-Japanチーム(=実際に飼育現場で働いているメンバーだけで構成されたチーム)の提案とも優劣つけがたい内容となっていました。

企画終了後には打ち上げを開催し、こちらでも交流が盛り上がっていました(翌日からが学会本番であることを忘れるくらいに、、、)

今回は、これまで開催してきたワークショップとは異なる形式での内容となりました。評価と提案を中心とした内容である、現地を訪れずオンラインでつなぐ、などSHAPE-Japan事務局にとっても新しい取り組みでしたが、とても充実した企画となったと感じています。

このような内容と形式でのワークショップ開催も可能ですので、もし興味のある動物飼育関連の方がいらっしゃいましたら、ぜひお声がけください。

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