【開催レポート】第40回飼育の集い富士大会で講演してきました!

2025年11月26日、27日と御殿場高原ホテル、富士サファリパークを会場として第40回飼育の集い富士大会が開催されました。全国から動物園・水族館の現場で働く飼育員が集まる大会で、SHAPE-Japan事務局が「動物園と水族館のアニマルウェルフェア」というテーマで講演をさせていただきました。

初めにSHAPE-Japan事務局の山梨が「行動から見る、評価の事前知識」というタイトルで、動物福祉とは?、なぜ動物福祉の評価が必要なのか、といった内容から日本の動物園を取り巻く最新情報までを講演しました。

次に、石田が「行動観察手法とその実践」というタイトルで、山梨の講演を受けて動物園水族館の現場を切り盛りする飼育員さんが比較的実践しやすい動物福祉の評価手法の一つである、行動観察の方法を講演しました。

その後、富士サファリパークのスタッフさんに撮影いただいた実際の動物の映像などを使用して行動観察の演習を行いました。行動観察は初めてという方もたくさんいらっしゃいましたが、さすが動物を見慣れた現場のプロたち。驚きの一致率でした。

質疑応答でもその後の時間でも「勇気づけられた」「参考になった!」「自分の職場でやるとしたら~」といった感想やご相談をいただくことができました。現場の飼育員さんの背中を押すことのできるような講演を…と頭を捻ったので、とても嬉しかったです。もし飼育の現場でエンリッチメントを評価するために行動観察を実施したいのだけれど、どうしたら…と思われている方がいらっしゃれば、ぜひご相談ください。

このあとは分科会、情報交換会と夜も更けていったのですが、飼育の集いの本番は情報交換会!と以前から言われている通り、全国から集った飼育現場のみなさんの熱量はとても高く、様々な交流が生まれていました。Shape-Japanメンバーもしっかり交流に混ぜていただき、楽しい時間を過ごさせていただきました。

お声がけいただきました飼育の集い事務局のみなさん、ホスト園を務めてくださった富士サファリパークのみなさん、ありがとうございました!

(石田)

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