単独飼育

【Single-housed management】

一つの飼育施設において、ある動物種を一頭で飼育管理すること。あるいは、複数頭で飼育している場合でも、一個体ずつに分けて展示や収容をおこなうことも指します。鳥類や草食動物など群れで行動する動物や、ゾウやイルカのように同種他個体とのつながりを重視する動物にとって、直接的なコミュニケーションが取れないことがストレスとなるため、単独飼育は好ましくないと考えられています。一方、性別や成長段階、エサの豊富さなど、状況によって単独の方が生存に有利な動物にとっては、同種他個体の存在はかならずしも必要ではありませんが、活動圏内の他個体の排泄物や鳴き声などから間接的に情報を得ることが重要となります。単独で飼育される個体に対しては、感覚エンリッチメントや飼育担当者との関係作りなど、動物が持つ社会的要求への配慮が必須です。

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