ニホンザルのエンリッチメントについての論文が出版されました

SHAPE-Japan事務局メンバーの小倉が筆頭著者となった、ニホンザルを対象とした環境エンリッチメントについての論文がPrimates誌に掲載されました。

この論文では、弘前市弥生いこいの広場の大型ケージで群れ飼育されているニホンザルに対し、利用空間を増やし採食場所を分散させるエンリッチメントにより攻撃行動を抑制できることを示しています。

論文内で効果を試した環境エンリッチメントの元となるアイデアは、2018年に日本モンキーセンターを会場に開催した第3回実践型ワークショップで参加者の皆さまに出していただきました。謝辞にもお礼を記しております。皆さま本当にありがとうございました!

Ogura T, Kobayashi M, Miura A, Mikami W. 2025. Five-domain-based evaluation of environmental enrichment in Japanese macaques (Macaca fuscata) to reduce aggressive behavior. Primates, in press. https://doi.org/10.1007/s10329-025-01205-4

原文はこちらからお読みください。https://rdcu.be/evKVI

北里大学と弘前市弥生いこいの広場の共同リリースおよび日本語での解説文はこちらからご覧ください。(リンク先のPDFでのプレスリリースに日本語の解説文があります。)https://www.kitasato.ac.jp/jp/news/20250723-01.html

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